こんにちは。「大腸がん日記」の運営者です。大腸がんステージ4患者のわたし、血液検査の結果をさっそく公開します。
【ご参考】血液検査データ詳細
以下は、直近の主要な検査データの記録です。
※赤背景:数値が高すぎ
※青背景:数値が低すぎ
| 検査項目 | 1/6 | 12/23 | 12/9 | 11/25 | 11/18 | 11/4 | 10/28 | 10/14 | 10/10 | 9/30 | 9/16 | 9/9 | 8/26 | 8/12 | 7/29 | 7/15 | 7/1 | 6/21 | 6/17 | 6/10 | 5/27 | 5/13 | 4/24 | 4/16 | 4/1 | 3/27 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 白血球数:3800~9300 | 6220 | 4570 | 4630 | 3760 | 4430 | 4100 | 4970 | 4080 | 6800 | 4720 | 3250 | 4460 | 3560 | 4470 | 4000 | 4410 | 4030 | 4940 | 4020 | 3910 | 3330 | 5070 | 4440 | 8150 | 6750 | 9110 |
| Neut(5)(%) 白血球の中の 好中球の割合 | 57 | 56 | 56 | 48 | 55 | 43 | 53 | 54 | 68 | 51 | 30 | 43 | 43 | 50 | 51 | 48 | 52 | 62 | 37 | 51 | 49 | 55 | 63 | 81 | 69 | 69 |
| 好中球数 1000以上なら抗がん剤を継続投与できる | 3545 | 2559 | 2592 | 1804 | 2436 | 1763 | 2634 | 2203 | 4624 | 2407 | 975 | 1917 | 1530 | 2235 | 2040 | 2116 | 2095 | 3062 | 1487 | 1994 | 1631 | 2788 | 2797 | 6601 | 4657 | 6285 |
| CRP:0.0~ 0.3 体内に炎症や破壊が ある場合に増加 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.8 | 0.6 | 0.4 |
| アルブミン:3.8~ 5.3 肝臓で作られるたんぱく質。値が低い場合は肝臓の疾患が疑われる | 4.7 | 4.6 | 4.3 | 4.3 | 4.1 | 4.3 | 4.0 | 4.0 | 4.2 | 4.1 | 3.9 | 3.8 | 3.7 | 3.7 | 3.8 | 4.0 | 4.1 | 4.1 | 4.1 | 3.8 | 4.3 | 4.1 | 3.9 | 3.6 | 3.8 | 4.2 |
| 腫瘍マーカ:0.0~5.0 | 4.2 | 5.0 | 7.0 | 16 | 18 | 68 | 178 | 762 | 2223 | |||||||||||||||||
| 総ビリルビン:0.2~ 1.0 | 1.1 | 0.9 | 0.8 | 0.9 | 1.2 | 0.8 | 0.8 | 1.0 | 0.9 | 0.8 | 0.6 | 0.8 | 0.7 | 0.8 | 0.6 | 0.4 | 0.7 | 1.4 | 0.6 | 0.5 | 0.7 | 0.5 | 0.8 | 0.5 | 1.3 | 0.8 |
| AST (GOT):7~ 38 肝細胞が壊れると血液中に流れ出し 数値が上昇します。 | 34 | 33 | 34 | 40 | 44 | 43 | 51 | 57 | 37 | 38 | 49 | 43 | 42 | 42 | 38 | 35 | 30 | 24 | 27 | 28 | 28 | 29 | 53 | 55 | 42 | 51 |
| ALT (GPT):4~ 44 抗がん剤の副作用を抑制できているのか?をチェック。 | 21 | 18 | 21 | 21 | 23 | 24 | 29 | 28 | 20 | 20 | 25 | 25 | 23 | 25 | 19 | 21 | 17 | 18 | 18 | 17 | 16 | 19 | 42 | 49 | 39 | 156 |
| LDH:120~ 245 高値の場合、肝臓の損傷などの可能性。 | 274 | 282 | 276 | 285 | 295 | 316 | 320 | 319 | 303 | 312 | 305 | 282 | 295 | 277 | 267 | 254 | 248 | 187 | 230 | 226 | 227 | 267 | 700 | 717 | 606 | 649 |
| ALP:38~ 113 肝臓や胆道、 骨の病気などで上昇 | 145 | 156 | 160 | 168 | 161 | 197 | 185 | 159 | 170 | 181 | 170 | 163 | 146 | 118 | 125 | 138 | 113 | 104 | 120 | 111 | 127 | 128 | 139 | 147 | 126 | 156 |
| アミラーゼ:~ 130 糖質を分解する 消化酵素 | 88 | 87 | 93 | 98 | 104 | 151 | 118 | 120 | 117 | 116 | 136 | 136 | 131 | 131 | 134 | 111 | 113 | 102 | 118 | 98 | 107 | 102 | 73 | 86 | 61 | 58 |
- 9/16:好中球数が 975となり抗がん剤治療が出来ませんでした。
- 11/18:総ビリルビンが 1.2と急上昇したので抗がん剤治療を見送りました。
見るべきポイント1:抗がん剤治療の継続を決める「好中球数」
主治医が診察室で真っ先に見る数値、それが「好中球(Neutro)」です。血液検査の結果自体にはありませんが、
白血球数 x Nuet(5) = 好中球数
として算出します。
私の病院では、この好中球数が1000以上あるかないか。この数値で、抗がん剤治療を継続するかどうか判断しています。
治療実施のボーダーライン
好中球数:1000 /μL 以上
なぜ「好中球」が重要なのか?

好中球は、体に入った細菌やカビを真っ先に食べて退治してくれる「免疫の最前線の兵士」です。抗がん剤の副作用で骨髄の機能が落ちると、この兵士が減ってしまいます(骨髄抑制)。
好中球が少なすぎると、普段なら何ともない常在菌や弱い菌でも重い感染症にかかりやすくなり、最悪の場合は命に関わる「敗血症」を引き起こすリスクがあるのです。
【実体験】好中球「975」で治療中断した
治療開始から5ヶ月目の9月16日。
- 好中球数: 975
でした。たった「25」足りないだけ。それでも医師は即決でした。

1000を切ってしまうと、感染症のリスクが非常に高くなります。無理をして命を危険に晒すわけにはいきません。今回は抗がん剤はお休みして回復を待ちましょう
体調が良いと感じていただけに、この検査結果にはビックリしました。実はこの前の8月、アルブミンが上がって、炎症反応も強く出ていたんです。その処理で消耗していたんだと思います。そこから回復していたので「体調はよい」と感じていたようです。
一週間後、数値が回復して治療を再開できました。


- 青線(好中球): 9/16にガクンと落ちていますが(975)、休薬と生活改善を経てV字回復しています。
- 赤線(右縦軸、腫瘍マーカー): 治療を継続できているおかげで、当初2000超えだった数値が5以下の正常値4.2まで下がり、がんの勢いが抑えられていることが分かります。
見るべきポイント2:アルブミンとCRP
がん細胞が通常の細胞を破壊するときに出す「炎症性サイトカイン」を間接的に計測するCRP(C反応性タンパク)と、体力が奪われていないか示すアルブミン(低いと悪い)の推移です。


- 赤線(CRP):体内の「炎症」レベルを示します。がん細胞が暴れると炎症性サイトカインを放出します。CRPはこの炎症性サイトカインに反応するたんぱく質です。私は4月頃「0.8」まで上がりましたが、現在は0.1以下で安定しています。これを低く保つことが予後改善の鍵です。
- 青線(アルブミン): 「栄養状態」と「肝機能」の指標です。これが低いと体が弱っている証拠になります。8月〜9月にかけて少し下がりましたが、10月以降は 4.0 以上に回復し、年明けの1月時点では 4.7と問題のない数値となっています。
自分でできる対策を。「炎症」を抑え数値を守る3つの習慣



ただ検査結果におびえて待つのは嫌だ!
そう思った私が、国立がん研究センターの本を読んで「辛い治療中でも無理なく続けられる」と判断して実践している3つの習慣をご紹介します。
キーワードは「基礎体力を底上げすること」です。
対策① 運動は感染リスクゼロの「インドア・サイクリング」
免疫を上げて好中球の回復を促すには、血流を良くする「運動」が一番です。でも、抗がん剤中はダルかったり、外に出れば人混みでの感染リスクがあったり、雨が降っていたりと、ハードルが高いですよね。
そこで私がおすすめするのは、自宅でできる「サイクリング」です。


家の中であれば、
- 感染リスクなし: 人混みやジムに行かなくていい。パジャマのままでも、起きてすぐ5分でもできる。
- 継続しやすい: テレビやYouTubeを見ながら漕げば、30分なんてあっという間です。疲れたらその場で止められます。
- 安全:飛び出しや路面の凸凹でバランスを崩して転倒することはありません。怪我のリスクを減らせます。
医師は「息が少し弾む程度(中強度)の運動」を推奨しています。外に出るのが億劫な日でも、家の中でペダルを漕ぐだけで「今日も体に良いことをした」という自信になります。
サイクリング、ウォーキング、お好きな方でいいと思います。
対策② おやつ:スナック菓子をやめて「素焼きナッツ」へ
小腹が空いた時、糖分や添加物を控えるために「素焼き(無塩・無油)のナッツ」を食べています。不思議と満足感があってお腹が空かなくなります。
- アーモンド: 「ビタミンE」の塊。強力な抗酸化作用で細胞を守ります。
- くるみ: 「オメガ3脂肪酸」が豊富。体内の炎症を抑える効果が期待できます。
ナッツは高カロリーですが、がん患者にとっては「体重減少を防ぐ良質なエネルギー源」でもあります。スーパーで買うと高いので、私はAmazonで大袋を定期購入しています。
対策③ 食事:冷凍庫に常備する「舞茸・椎茸」
きのこ類、特に「舞茸(MDフラクション)」と「椎茸(ビタミンD)」は免疫維持の強い味方です。日光を避けつつ、気軽にビタミンDを補給できます。
包丁いらずで、毎日のお味噌汁にパラパラ入れるだけ。体調が悪い日でもこれなら続けられます。
まとめ
大腸がんステージ4患者のリアルな血液検査の結果をご紹介しました。抗がん剤の解毒作用で肝臓に負担をかけているので、肝臓の数値はいつも悪いです。
仕方ないことはそのまま受け入れて、自分でできることに意識をシフトさせて日々を大事に過ごしたいです。



がんだから・・・
って、何もしないのはもったいないです。無理のない範囲で好きなことを楽しみ、後悔のない闘病生活を送りましょう。








