大腸がんステージ4の血液検査データ全公開|CEA腫瘍マーカー2223→4.4の推移

血液検査の結果

大腸がんステージ4、肝臓全体への転移。診断時の腫瘍マーカー(CEA)は2223でした。

それから抗がん剤治療(FOLFOX療法)を30回。現在のCEAは4.4、基準値内まで下がっています。

このページでは、2025年3月の診断時から現在まで、すべての血液検査データを公開しています。腫瘍マーカーの推移、白血球や好中球の変動、治療を延期せざるを得なかった場面 ── 数字の裏にある判断と出来事も合わせて記録しています。

📋 この記事でわかること
  • 腫瘍マーカー(CEA)が2223から4.4まで低下した推移とCT画像の比較
  • 白血球・好中球・CRP・アルブミンなど主要検査項目の全データ
  • 好中球低下やビリルビン上昇で治療が延期になった場面の詳細
  • CEAが初めて上昇した時(3.8→5.1)の経緯とその後

あくまで私個人のデータです。検査値の解釈は、必ず主治医にご相談ください。

目次

腫瘍マーカー(CEA)の推移|2223から4.4まで下がるまで

まずは腫瘍マーカー(CEA)の推移です。これが、私のがん治療のいちばんの指標になっています。

時期CEA値備考
2025年3月2223診断時のCT検査
2025年5月7622回目の抗がん剤治療前
2025年6月178CT検査(2回目)
2025年7月68通院治療に切り替え
2025年9月16CT検査(3回目)
2025年10月7腹痛受診時の検査
2025年12月5.0CT検査(4回目)
2026年1月4.216回目の治療前
2026年3月4.5余命宣告から1年の頃
2026年5月5.123回目の治療時(初の上昇)
2026年6月3.925回目の治療前
2026年7月3.827回目の治療前
2026年8月4.430回目の治療前(現在)
腫瘍マーカー(CEA)の推移 ※基準値:5.0以下(施設により異なる場合があります)

最初の3か月(2223→762→178)の下がり方が凄まじかった。抗がん剤が効いている、という実感を数字で確認できた瞬間でした。

腫瘍マーカーCEAの推移(2025年3月〜2026年8月) 大腸がんステージ4の診断時にCEA 2223。FOLFOX療法+ベクティビックスによる治療で2025年12月に基準値内へ。2026年5月に5.1へ一時上昇し、2026年8月は4.4。 腫瘍マーカー(CEA)の推移 2,223 → 4.4 大腸がんステージ4・FOLFOX療法+ベクティビックス/管理人の実測値 ① 診断時からの推移(全期間) CEA(ng/mL) 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 ②で拡大 2,223 診断時 762 178 68 4.4 現在 3月 5月 6月 7月 9月 10月 12月 1月 3月 5月 6月 7月 8月 2025 2026 ② 直近1年の拡大(①の点線枠の部分) 8 6 4 2 0 基準値の目安 5.0以下(この線より下) 7 5.0 4.2 4.5 5.1 初の上昇 3.9 3.8 4.4 10月 12月 1月 3月 5月 6月 7月 8月 2025 2026 ※ CEAの基準値の目安は5.0以下(検査施設により異なります) cancer-4.com

CT画像で見る、肝臓転移の変化

CEAの数値だけではイメージしにくいので、CT画像も並べます。黒いシミのように見えるのが、肝臓に転移したがんです。

肝臓のCT画像(腫瘍マーカー2223)
2025年3月:診断時(CEA 2223)
黒いシミが肝臓全体に広がっている

がんの大きさは13センチ以上。それがいくつもある。この画像を見た時のことは、今も鮮明に覚えています。

肝臓のCT画像(腫瘍マーカー178)
2025年6月:3か月後(CEA 178)
がんのシミが薄くなっている

3か月で目に見えて縮小。想定以上に良い結果で、医師も、

医師

抗がん剤が効いてますね

と評価してくださいました。

肝臓のCT画像(腫瘍マーカー16)
2025年9月:半年後(CEA 16)
さらに小さくなった
CT画像検査の結果、肝臓転移の大腸がん(腫瘍マーカー2223と4の比較)
2026年3月:1年後の比較(CEA 4.5)
左が診断時、右が現在

1年で大幅に縮小しましたが、まだ4cm程度残っています。がん細胞はしぶとい。

なお、2026年8月のCT検査では、腫瘍とは別に、CVポート出口付近の静脈に血栓が見つかりました。詳しくはCVポート埋め込みと大腸ステント挿入の記事に書いています。

CEAが初めて上昇した時(3.8→5.1)

2026年5月の23回目の治療時、CEAが3.8から5.1に上昇しました。治療開始後、初めての上昇です。

GWで治療間隔が空いたこと、ベクティビックスの投与をスキップしたことが影響したのかもしれません。翌月には3.9、翌々月には3.8に戻りました。一時的な変動だったようです。その後も3.8〜4.4と、基準値内で落ち着いています。

医師の反応も落ち着いていて、

医師

この程度の変動は気にしなくて大丈夫です

とのことでした。ただ、数字が上がった瞬間のドキッとする感覚は、治療を受けている人なら誰でも分かると思います。

血液検査の全データ|白血球・好中球・肝機能など

以下は、2025年3月の診断時から現在までの主要な検査データの記録です。2週間おきの治療前に毎回検査しているので、データ量は多めです。

赤背景:数値が高すぎ
青背景:数値が低すぎ

スクロールできます
検査項目8/188/47/217/76/236/95/265/134/174/73/243/103/32/172/31/201/612/2312/911/2511/1811/410/2810/1410/109/309/169/98/268/127/297/157/16/216/176/105/275/134/244/164/13/27
 白血球数:3800~9300428055704530466051304720527056604140499053004830613045707500535062204570463037604430410049704080680047203250446035604470400044104030494040203910 333050704440815067509110
 Neut(5)(%)
白血球の中の
好中球の割合
505549495155544944545347595180695756564855435354685130434350514852623751495563816969
 好中球数
1000以上なら抗がん剤を継続投与できる
222022832616259628452773182126942809227036162330600036913545255925921804243617632634220346242407975191715302235204021162095306214871994163127882797660146576285
 CRP:0.0~ 0.3
体内に炎症や破壊が
ある場合に増加
0.10.10.10.10.00.10.20.10.00.10.10.10.30.10.10.10.10.10.10.10.10.20.10.10.20.00.10.10.10.20.10.10.00.00.00.00.00.00.3 0.8 0.6 0.4
アルブミン:3.8~ 5.3
肝臓で作られるたんぱく質。値が低い場合は肝臓の疾患が疑われる
4.24.74.54.44.44.44.44.54.24.24.64.34.34.44.54.44.74.64.34.34.14.34.04.04.24.13.9 3.8 3.7 3.73.84.04.14.14.13.84.34.13.9 3.63.84.2
 腫瘍マーカーCEA
0.0~5.0
4.43.83.95.13.84.54.14.25.07.0161868178 7622223
 総ビリルビン
0.2~ 1.0
1.20.80.91.01.30.90.90.90.71.00.90.70.60.91.00.91.10.90.80.91.20.80.81.00.90.80.60.80.70.80.60.40.7 1.40.60.50.70.50.80.5 1.30.8
 AST (GOT):7~ 38
肝細胞が壊れると血液中に流れ出し
数値が上昇します。
292929302633333029343627282833323433344044435157373849 43 42 423835302427282829 53 55 42 51
 ALT (GPT):4~ 44
抗がん剤の副作用を抑制できているのか?をチェック。
222423222024222223242318191821222118212123242928202025252325192117181817161942 4939 156
 LDH:120~ 245
高値の場合、肝臓の損傷などの可能性。
269269252229232238 279239241279281247 274271284269274282276285295316320319303312305 282 295 277 267 254 248187230226227 267 700 717 606 649
 ALP:38~ 113
肝臓や胆道、
骨の病気などで上昇
9911910410299101115110118116128130 133127141143145156160168161197185159170181170 163 146 118 125 138113104 120111 127 128 139 147 126 156
 アミラーゼ:~ 130
糖質を分解する
消化酵素
7089846967697367809992848883877688879398104151118120117116136 136 131 131 1341111131021189810710273866158
血液検査の結果(2026/7/21更新)

白血球・好中球の推移|治療を続けられるかの分かれ目

白血球(青線)と好中球(赤線)の推移です。好中球が1000を下回ると、感染症リスクが高まり抗がん剤治療は延期になります。

白血球数・好中球数の推移(2025年3月〜2026年8月) FOLFOX治療中の血液検査データ。好中球数が2025年9月に975まで低下した記録。最新は2026年8月18日(白血球4,280/好中球2,140)。 白血球数・好中球数の推移 1,000以下 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 9,110 7,500 5,570 975 1,487 4,280 2,140 25/3 5月 7月 9月 11月 26/1 3月 5月 8月 白血球数 (WBC) 好中球数 (Neutrophils) 好中球 1,500ライン

血液検査の数値で治療が延期・変更になった場面

30回の治療中、血液検査の結果が治療判断に直接影響したことが何度かあります。

治療判断に影響した検査結果
  • 2025/9/16:好中球975で治療延期 ── 基準の1000を下回り、感染症リスクのため10回目の治療を見送り。体調は悪くなかったので意外だった。翌回には2407まで回復。
  • 2025/11/18:総ビリルビン1.2で治療延期 ── 胆管の詰まりを疑い、翌日に腹部エコー検査を実施。結果、胆管には問題なし。翌週には0.9に下がり、一時的な上昇だった。

私の主治医は決して無理に治療を進めない方で、数値が基準を満たさなければ延期する判断をしてくれます。これが結果的に、30回まで治療を続けられている理由のひとつだと思っています。

アルブミンとCRP(炎症と体力の指標)

がん細胞が通常の細胞を破壊するときに出す「炎症性サイトカイン」を間接的に計測するCRP(赤線)と、体力が奪われていないか示すアルブミン(青線、低いと悪い)の推移です。

アルブミン・CRPの推移(2025年3月〜2026年8月) 治療開始時にCRP 0.8まで上昇しアルブミン3.6まで低下。治療とともにCRPは0付近に安定し、アルブミンは4.5前後まで回復。最新は2026年8月18日(アルブミン4.2/CRP 0.1)。 アルブミン・CRPの推移 アルブミン (g/dL) 5.0 4.5 4.0 3.5 基準下限 3.8 3.6 4.7 4.2 CRP (mg/dL) 基準上限 0.3 1.0 0.6 0.2 0 0.8 0.1 25/3 5月 7月 9月 11月 26/1 3月 5月 8月 アルブミン CRP 基準範囲(3.8以上)

診断直後(2025年3〜4月)はCRPが0.4〜0.8と高く、炎症が強い状態でした。治療を重ねるにつれ0.0〜0.1で安定。アルブミンも診断直後の3.6から現在は4.2〜4.7で推移しており、体力は維持できています。直近急落していますが、体調がいつもに比べると「悪い」と感じています。

血液検査の結果は、検査のたびに随時更新しています。最終更新:2026年8月

免責事項

この記事の著者は、医療資格を持つ専門家ではありません。

本記事の内容は、がん患者としての実体験・医療従事者への質問・国立がん研究センターの情報などを基にまとめたものです。医学的な診断や治療のアドバイスを行うものではありません。

ご自身の治療については、必ず担当医にご相談ください。

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