大腸がんで抗がん剤治療を続けている管理人です。これまでに受けた抗がん剤治療は16回になりました。
わたしが受けているのはFOLFOX療法+ベクティビックス(分子標的薬)。この治療を続けるなかで、わたしの身体に実際に現れている副作用のうち、「あまり見かけないけれど気になっている」2つの症状についてまとめます。
- 投与後、数日つづく血便
- 投与中に下の血圧(拡張期血圧)が高くなる
どちらも医師に相談済みですが、「様子見」となっている症状です。同じ治療を受けている方の参考になればと思い、記録として残しておきます。
抗がん剤の投与後に出る「血便」
どんな血便が出るのか
抗がん剤を投与すると、そこから数日は血便が出ます。
便器が真っ赤になるほどではありません。ただ、お尻を拭いたときに「便が赤い」とはっきり分かるのです。
しかも、なんだか嫌な赤色・・・
例えるなら、ブルーベリージャムだったりいちごジャムのような色。
そして14回目、15回目、16回目と、回を追うごとに血の量が増えている気がするのです。
医師に相談した結果
気になったので、この点は医師にも相談しています。
筆者血便が多くなっています



ある程度は仕方ないです。引き続き、様子見してください
という対応でした。
がんAI「ランタン」に聞いてみた
もう少し理由を知りたくて、横浜市のがんAI「ランタン」にも聞いてみました。
既に大腸や直腸に病変(原発巣や転移)がある場合、炎症や壊死、便通変化で出血しやすい。薬剤投与に伴う症状変化で目立つことがある。
横浜市がんAI「ランタン」より
わたしは大腸がんですので、大腸に原発巣があります。さらに、使用しているベクティビックスという抗がん剤は、
ベクティビックスは、がん細胞表面の特定の受容体(EGFR)に結合して増殖シグナルを阻害する薬剤です。
横浜市がんAI「ランタン」より
という薬。だとすると、点滴によって腫瘍そのものに変化が起きて出血しているのかもしれない、というのがわたしなりの解釈です(あくまで素人の推測です)。
いまのところ、薬の処方はなし
毎回、数日すればいつもの便に戻ります。ですから、医師の言うように「気にしなくていい」範囲なのかもしれません。実際、この血便に対して何か薬を処方されるといったことも、今のところありません。
ただし、便器が真っ赤になる・黒いタール状の便が出るといった場合は話が別だと思うので、そのときはすぐ病院に連絡するつもりです。
投与中に下の血圧(拡張期血圧)が高くなる
普段は120‐80、投与中は下が100超え
わたしの通常時の血圧は、120‐80あたりです。
ところが、抗がん剤を投与すると高くなりがちなんです。
わたしの場合、上は130~150あたりまで上がり、下は100を超えて108といった数値になります。この下の数値(拡張期血圧)は、心臓が血液をため込んでいるときの血圧とのことで、108は要注意レベルらしいのです。
ちなみに、がん仲間に聞いてみたら、



私も血圧高くなりますよ
とのこと。わたしだけではないようです。



抗がん剤の副作用なのかな?
がんAI「ランタン」の回答
こちらも、横浜市のがんAI「ランタン」に聞いてみました。
ベクティビックスの典型的な副作用は皮膚症状、下痢、低マグネシウム血症などです。一般に「高血圧が起こりやすい代表的な分子標的薬」は血管新生(VEGF)阻害薬群であり、ベクティビックス自体が拡張期高値を起こす典型的な薬とは言いにくいです。したがって今回の下108が「ベクティビックス特有の副作用」と断定する根拠は弱く、薬以外の要因も含めて評価する必要があります。
横浜市がんAI「ランタン」より
つまり、薬のせいと決めつけるのは早い、ということですね。これまでの治療の積み重ねによる身体への負担、通院疲れやストレスなど、薬以外の要因も影響しているのかもしれません。
医師の指示は「毎日測って様子見」
医師からは、



今回の結果だけでは何とも言えません。日々計測して様子見してください
と言われましたので、朝と夜の1日2回、測定することにしました。




投与翌日は127‐91、その一週間後は121‐85でした。投与直後に高く、時間が経つと戻る──という流れに見えますが、まだ回数が少ないので断言はできません。引き続き様子見します。
数値をグラフで見られると経過を把握しやすいので、オムロンのスマホ連動する血圧計で血圧管理を始めました▼


まとめ
FOLFOX療法+ベクティビックスの治療中、わたしに現れている副作用として、
- 血便:投与後、数日つづく。回を追うごとに量が増えている印象。医師は「様子見」
- 下の血圧が高くなる:投与中は下が100超え。薬の影響と断定はできず、こちらも「毎日測って様子見」
の2つをご紹介しました。もちろん個人差はありますし、わたし一人の記録にすぎません。気になる症状があるときは、自己判断せず必ず主治医に相談してください。そのうえで、ひとつの参考にしていただければと思います。
副作用の基本的な対策まとめはこちら▼


文中で使用している横浜市のがんAI「ランタン」はこちら▼

