【がん患者 体験談】退屈な入院生活を支えた「暇つぶし」アプリ3選(+無料TVer)

暇つぶしアプリ3選

こんにちは。私は大腸がんで入院・治療を経験しました。

がんの治療中は、心身の辛さもさることながら、もう一つ、厄介な敵がいます。 それは

果てしない退屈

です。

個室や大部屋のベッドの上、できることは限られています。 備え付けのテレビは、1時間〇〇円といった「有料」のことが多く、私の場合「見たい番組もないのにお金を払うのは…」と抵抗があり、一度も使いませんでした。

その代わり、私の入院生活を精神的に支えてくれたのは、手元のスマートフォンと、3つのサブスクリプション・サービスでした。

この記事では、私が実際に使って「これがあって本当に良かった」と心から思う、入院中の「暇つぶしアプリ」を3つご紹介します。

目次

1. 【趣味で現実逃避】YouTube(自転車レース動画)

病室という閉鎖的な空間にいると、どうしても気持ちが内向きになります。 そんな時、私を「外の世界」や「自分の趣味」に連れ戻してくれたのがYouTubeでした。

私の趣味は自転車なので、入院中は欧州の自転車レースの動画を見てました。

選手たちの激走を見ている間は自分が病室にいることを忘れられましたし、最高の「気分転換」になりました。

抗がん剤治療を受けながらレース観戦ができるなんて、いい時代になったものです。昭和だったら雑誌や本を大量に持ち込んでいたでしょう。

それにしても、スロバキアのビクトリア選手、賢いし速い。絶対ツールで活躍する選手になりそう。応援したい!

▼こんな人におすすめ

  • 明確な趣味(スポーツ観戦、釣り、ゲーム実況など)がある人
  • 広告にストレスを感じやすい人
  • 好きなアーティストのMVやライブ映像に浸りたい人

YouTube Premiumなら快適: YouTubeを何本も見るとなると「広告」が非常にストレスになります。 プレミアム契約すると月額料金はかかりますが、広告表示がないのでストレスがありません。おかげで入院生活が快適になりました。

YouTubeプレミアムはWebサイトから申し込みましょう。アプリ経由より安いです。


2. 【耳で内面と対話】Audible(認知バイアスの本)

入院中は、体調がすぐれず、スマホの画面を見続けるのさえ辛い時があります。

そんな「目も手も使いたくない」時に大活躍したのが、“聴く読書” Audible(オーディブル)です。

私はあえて認知バイアスに関する本を聞いて、自分の「思考」と向き合ってました。

著:情報文化研究所, 監修:高橋昌一郎
¥1,782 (2025/11/11 22:25時点 | Amazon調べ)

がんになると、

自分はなんて不幸なんだ!
どうして自分だけが?

と、思考がどんどん悪い方へ偏っていきがちです。

そんな時、Audibleで「人間の思考がいかに偏りやすいか」を客観的に学ぶことで、「ああ、これは“悲観バイアス”かも」 と、自分の感情や思考を冷静に分析できるようになりました。

ワイヤレスイヤホンを使って目を閉じて聴くだけ。 「暇つぶし」というよりは、不安と向き合うための「心のリセット」のような時間でした。

▼こんな人におすすめ

  • 体調の波があり、活字を読むのがしんどい時がある人
  • 入院を「学びの時間」に変えたい人

ポイント: Audibleは「30日間無料体験」ができることが多く、入院期間中に試して、もし合わなければ退院時に解約すればOKです。

ちなみに横になりながらでも耳が痛くならない、やわらかい素材の睡眠専用のイヤホンを使いました。

Anker Soundcore A20
耳が痛くならない睡眠専用のイヤホン(筆者所有の旧モデル「A20」)

最新モデルのA30は、周囲の「いびき」を消すという機能(ノイズキャンセル)があるようです!!


3. 【退院後の喜び】Kindle Unlimited & TVer(料理本・料理番組)

これは、私が無意識のうちに行っていた「暇つぶし」です。

正直に言って、病院食は味が薄くて量も物足りないことが多かったです(もちろん個別に栄養を考えて作ってくださる方には大感謝しています!)。

その物足りなさ故に、気づけばスマホでレシピ本や料理番組を見ていたのです。

① Kindle Unlimited(料理本・みそ汁の本)

筆者

退院したら美味しいもの作るぞ!

私は普段から料理担当なので、入院中は料理できずに家族に負担をかけている分、退院したらおいしいものを作って恩返しをしたいと考えてました。

なのでKindle Unlimited(電子書籍の読み放題サービス)を活用して料理本(レシピ本)を読み込んでました。

特にハマったのが「汁とめし」という料理本です。

著:笠原 将弘
¥1,386 (2025/11/11 21:49時点 | Amazon調べ)

具沢山の美味しそうなみそ汁の写真を見ては、

筆者

ああ、この組み合わせ初めてだな、絶対美味しいだろうな!

と、想像を膨らませていました。

そして

筆者

退院したらまずはこれ!

と決めていたのが、カボチャ、ほうれん草、しいたけです。もう退院当日に速攻で作りましたね。

味噌汁の画像
画像:汁とめしより

ほかには、具をお椀によそっておいて、後からお湯をかけて完成させる味噌汁も作りました。

なにこれ!お洒落じゃん!

という家族の反応も楽しめて最高でした。

また、Kindle Unlimitedは雑誌も読み放題なので、グルメ雑誌の「お取り寄せ特集」なども堪能してました。どれだけ食いしん坊なんだ!って自分で思います。

② TVer(オモウマい店、料理番組)

無料アプリのTVer(ティーバー)も見てましたね。日テレで放送されている「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」です。

人情とデカ盛りの料理に、何度もお腹を鳴らしたものです。

今思えば、「食べるぞ!」というモチベーションは「生きる力」を強烈に呼び起こしていたのかもしれませんね。

▼こんな人におすすめ

  • 「退院後の楽しみや目標」を見つけたい人

まとめ:入院中の「暇つぶし」は「未来への準備」

私が利用した4つのアプリは、単なる「暇つぶし」ではありませんでした。

  • YouTube :「入院生活」を忘れることができました
  • Audible :「思考の癖」を見つめ直すことができました
  • KindleとTVer :「退院後の楽しみ」を見つけられました

もし、これから入院や治療を控えている方がいれば、ぜひご自身のスマホやタブレットに入れてください。それぞれ「お試し無料期間」がありますので、うまく活用してください。応援しています!

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