私が大腸がんと診断される前に感じていた症状、違和感をご紹介します。
どれが決定的な予兆であるのかは、分かりません。もしこれらの症状に心当たりのある方は、なるべく早めに医師の診察を受けることをおすすめします。
私のように手遅れになってからでは遅いですから。
血に気づいてから、病院に行くまで2〜3年かかりました
先に、この記事でいちばん伝えたいことを書きます。
私が便に血を見つけてから、実際に病院を受診するまで、2〜3年が経っていました。
我慢していたわけではありません。深刻だと思っていなかったんです。
理由は3つあります。
1. 自転車が趣味だったから
長距離を走るのが好きで、毎日あの細いサドルに座っていました。お尻を圧迫し続けているわけです。だから血が出ても「痔かな」で終わっていました。
2. 血便が、出たり出なかったりしたから
毎回ではないんです。今日は出た。でも翌日は普通の便が出る。この「不思議」が、いちばん人を油断させます。
3. 普通に生活できていたから
体力もありました。運動もしている。だから、がんとは無縁だと思っていたんです。
この3つが揃うと、人は病院に行きません。少なくとも私は行きませんでした。
そして2〜3年後、大腸がんステージ4と診断されました。
症状1.血便が出た:痔と思い込んでいたが大腸がんのサインだった
最初に気になったサイン、それは血便でした。
私は自転車が趣味で、長距離を走って楽しんでいました。サドルとお尻がすれて痛みが出たりするのはサイクリストの宿命ですし、たまに血が出ても
筆者痔かな
と気軽に考えてました。
血便の症状は数年前からありました。最初のうちは、トイレットペーパーに血が付着する程度。



あれ?擦り切れたかな?
毎回ではないし、他に何の自覚症状もなかったのでそのまま放置してしまいました。
しかし、徐々に血を見ることが増えて、ついには便器の水が真っ赤になったことも。さすがにビビりましたけど、翌日には普通の便が出る不思議。



自転車乗りすぎたかな?
と、自分の中で都合よく解釈してました。現実を受け入れたくない気持ちもあったと思います。
症状2.便が細くなった:バナナからいんげんに
便が細いな・・・と思うことが何回もありました。
よく「バナナうんち」がいい便だ!なんて聞きますけど、それよりも圧倒的に細い。「いんげん」レベルになっていきました。
毎回ではなかったように思いますけど、その細さは気になってました。
症状3.お腹の異常な冷え:体の芯が冷えて眠れない
尋常ではない「冷え」もありました。
どちらかというと、わたしは冷え性とは無縁で暑がりで汗っかきなんです。そんな私が毎晩、布団の中でお腹から腰にかけて異様な冷えを感じるようになりました。たくさん着込んでも体が温まらずに、寒くて眠れないのです。
腰やお腹の芯が凍っているかのような冷たさなのです。
冷えて眠れないので、ホットカーペットの小さい版(ミニマット)を腰のあたりにおいて、身体を温めながら寝てました。
この点についてAIに確認したところ、
ある程度の大きさに成長したがんが周囲の血管や神経を圧迫し、物理的な血流障害を引き起こした結果、それを「強い冷え」や「詰まり」として自覚されていた可能性があります。
とのことでした。あくまで一般論として、ご紹介しておきます。
症状4.お腹周りの皮膚がカサカサに乾燥していた
夏を過ぎたあたりからお腹の周りの皮膚が、カサカサに乾燥してました。皮膚科に行って保湿剤を処方してもらいましたけど、あまり効果がなかった。
自転車を漕いでメチャ汗をかいていたので、そのせいでお腹周りの皮膚が塩揉みされたかのようになったのかと妄想してました。
症状5.急な便秘とお腹の張り:24時間続く膨満感


これは診断を受ける3か月前あたりから。とにかく便が出てこない。これまで便秘とは縁がなく、毎日快便だったのが噓のようでした。
便意はあって出したいのだけど、どういうわけか出てこない。便だけでなく、おならもおしっこをするのもひと苦労なのです。
常にお腹がパンパンに張っているような膨張感もありました。いつものズボンがきつく感じ、ガスが溜まっているような不快感が24時間消えない。



医者に行かなくては!
肛門科に行くか、消化器内科に行くか。最寄りの病院はどこにあるかと年が明けて探し始めました。
妻には言われていました。「医者に行ったら?」
2024年の秋ごろから、体調が悪いことは妻に伝えていました。
そして妻からは、常にこう言われていました。
医者に行ったら?
でも、行きませんでした。
- 大丈夫じゃないか、と思っていた
- そもそも医者に行くのが嫌だった
- 肛門科がどこにあるのか、調べるのもおっくうだった
こんな感じで、先延ばしにしていたんです。
家族に言われても、本人が動かないと病院には行きません。 私がそうでした。
ご家族がこの記事を読んでいる場合
言っても行かない、という状態は、たぶん珍しくありません。私も2024年の秋から言われ続けて、実際に行ったのは年が明けてからです。
ただ、ひとつだけ書いておきたいことがあります。
私が動かなかった理由のひとつは、恐怖でも覚悟のなさでもなく、「肛門科と消化器内科のどっちに行けばいいのか分からない」「調べるのがおっくう」というだけのことでした。
私の場合は、そこが引っかかって何か月も止まっていました。
病院に行くと決めた日|夜間に5回以上トイレ、眠れなくなった
もう診察を受けよう、と決断したのは、日常生活を送ることが難しくなってきたからです。
急に気分が悪くなったり、夜間に5回、6回とトイレに駆け込んだりするようになりました。睡眠が取れなくなって、辛かった。
これは、おかしいぞ。
そしてようやく「消化器内科」を受診しました。レントゲンを撮って血液検査。3週間後に再度診察を受けたときに「詳しく調べた方がいい」と言われ、紹介状を渡されて行った総合病院で、大腸がんステージ4と診断されたのです。
振り返って思うこと
私が病院に行ったのは、症状が「気になる」から「生活できない」に変わったときでした。
裏を返せば、生活できているうちは行かなかったということです。血便が出ても、便が細くなっても、お腹が張っても、眠れているうちは行かなかった。
もし今、血便が気になっていて、でも普通に生活できているという方がいたら。2〜3年前の私と同じ状態です。
私には、痔とがんの区別がつきませんでした
血が出ても翌日には普通の便。毎回でもない。痛みもない。自転車のせいだと思えば説明がつく。
2〜3年、私は自分で「痔だ」と判断し続けて、間違えていました。
自転車という、それらしい理由まで持っていたので、なおさら自信がありました。
自転車は、原因ではありませんでした
いま思うと不思議なのは、原因だと思っていたのに、乗るのをやめなかったことです。やめれば血も止まるかもしれないのに、やめなかった。
自転車に乗れなくなるかも・・・
もしかすると、これが医者に行かなかった一番の原因かもしれません。
抗がん剤治療中の今も乗っていますからね。毎日30〜40km。
大腸がんが心配なら、まずは病院で検査を:手遅れになる前に
もし、この記事を読んで



これ、当てはまるかも、、、
と胸がざわついたなら、どうかその直感を無視しないで、あなたのためはもちろん、ご家族のため、お子様のために診察を受けてください。



病院に行って、何でもなかったら?
何でもなければ、「ああ、よかった!」と安心して、まだまだわたしは元気で健康!と喜べばいいのです。それは決して「無駄足」ではなく、未来と安心を手に入れることが出来たのです。
